ガソリンスタンドでスマホ決済に対応しているお店は少ない
当キャッシュレスJAPANでも一度記事にしておりますが、スマホ決済(QRコード決済)に対応しているガソリンスタンドはほとんどありません。
これはおそらくガソリンスタンドそのものがセルフ式であるケースが多いため、大手では参入したくてもすぐに対応できないためだと思われます。
その点、小さな個人経営のガソリンスタンドが個別にスマホ決済を導入することに大きな意味があります。
今回は、小さなガソリンスタンドがスマホ決済を導入すべき理由とその方法について紹介していきます。
10月の消費税増税にキャッシュレス対応は必須
2019年10月に消費税が10%に増税されてしまいます。
非常に厳しいことですが、それと同時に国は特定のキャッシュレス決済に対して最大で5%還元するという方針を示しております。
今回、紹介するPayPayやLINE Payなどもその対象であり、小さなお店の経営者はキャッシュレス決済に対応していないと間違いなく取り残されてしまいます。
お客様にとって、自分の日常生活がお得になるか否かはとても重要ですからね。
ガソリンスタンドはどこが一番お得か探している人が多い
ガソリンの値段はつねに安定しません。
また地域や立地によっても価格が全然異なります。
人は誰しも少しでもお得にガソリンを入れたいもの。
1円でも安い場所があれば、少し遠くてもわざわざそこまでガソリンスタンドに行く人が多いものです。
また地域一、安いガソリンスタンドがあれば自然と口コミなどでうわさが広がり、自然と人が集まるような仕組みになってますよね。
その中に、還元率の高いスマホ決済対応のガソリンスタンドがあったら、確実に人が集まると思いませんか??
PayPayとLINE Payはキャンペーンがド派手!
2019年現在、無数の『〇〇pay』なるものが乱立しております。
主要なpay決済は
- PayPay
- LINE Pay
- 楽天ペイ
- ORIGAMI Pay
- メルペイ
- d払い
- au Pay
あたりでしょうか。
その中でもとりわけ目立つ存在は、『PayPay』と『LINE Pay』になります。
PayPayでは、2018年に実施された100億円キャンペーンで超話題になりました。
最大20%還元+一定確率で最大10万円還元高還元とギャンブル要素でビックカメラなどに人が押し寄せました。
またLINE Payは、PayPayに追従するかのように20%還元のペイ得祭りを仕掛けてきます。
LINE Payの場合、『Amazon』でも使えるため、『Amazonギフト券』などを購入することで実質的に使えるお金を増やすことができる裏技もあります。
また2019年5月に300億円キャンペーンという大規模なキャンペーンで利用者数が爆発的に増えました。
https://cashless-japan.net/linepay-300oku-cam/
いろんな『Pay決済』がありますが、消費者目線で考えると知名度が高く、キャンペーンで高還元を定期的に実施してくれるサービスを使いやすいと考えるのは当然といえるでしょう。
お店側は自分の都合で決済システムを導入するのでなく、ユーザー目線に立った決済システムの導入が必要なのです。
というわけで、ガソリンスタンドや小規模な事業者こそ臨機応変にユーザー目線に立った土俵で勝負すべきなのです。
【裏技】PayPay+消費者還元事業で消費税が消える!?
- PayPay:3%還元
- Yahoo! JAPANカード:1%還元
- 消費者還元事業:5%還元
合計:9%の還元になる。
しかも『税込み』の会計に対しての9%還元です。
以下に計算式を記載しますが、消費税が実質0%になります。
1万円の買い物をPayPayで支払うと・・・
消費税8% 増税前 | 消費税10% 増税後 | |
買い物金額 | 10,000円 | 10,000円 |
消費税 | 800円 | 1000円 |
税込み | 10,800円 | 11,000円 |
ポイント還元率 | 4% | 9% |
ポイント還元額 | 432円 | 990円 |
実質金額 | 10,368円 | 10,010円 |
実際に1万円の買い物を消費税増税前と増税後では、支払い金額にこれだけの差が出ます。
なんと消費税増税後の方がお得に買い物ができるのです。
というかPayPayを使うことで10010円と元の金額10000円だと実質的に消費税が0%に近くなります。
ちなみに現金で買い物をするということはPayPayの還元4%の恩恵も、消費者還元事業の恩恵も受けれらません。
つまりキャッシュレスを導入していないと、お客様は大損をすることになるのです。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
マルチ決済の『Airペイ』がおすすめ
運営会社 | リクルート |
---|---|
サービス名 | AirPay |
公式URL | https://airregi.jp/payment/ |
必要なもの | ipad/iphone 専用リーダー |
対応スマホ決済 | PayPay ALIPAY WeChatPay LINE Pay d払い |
対応クレカ | VISA マスターカード アメリカンエクスプレス JCB ダイナーズクラブ DISCOVER |
振込手数料 | 0円 |
月額固定費 | 0円 |
決済手数料 | 3.24%~3.74%(業界最安値) |
『Airペイ』はマルチ決済システムでこれひとつでいろんなQR決済とクレジットカード決済に対応してくれます。
スマホ決済毎に対応するよりもこれひとつで決済できるようにした方が従業員が覚える手間は省けます。
クレジットカードの決済手数料も業界最安値であることは好感がもてます。
これひとつでPayPayもLINE Payも対応してくれる上、中国人利用率90%を超える『AliPay』『WeChatPay』にも対応しているので嬉しい限りです。
『PayPay』の加盟店になる方法
運営元 | PayPay株式会社 |
---|---|
基本還元率 | 0.5~3% |
支払い方法 | 銀行口座・クレジットカード |
支払い限度額 |
|
特徴① | 個人間送金や送金依頼可能 |
特徴② | AliPayにも対応可能 |
相性のいい銀行 | ジャパンネット銀行 |
公式サイト | https://www.paypay-corp.co.jp/ |
加盟店登録 | https://paypay.ne.jp/store/ |
PayPay単体の加盟店になる場合は、『公式サイト』から申し込むことが可能です。
サイトから必要事項の入力で簡単に申し込むことができます。
また電話対応などもしてくれますので、加盟店申請は実施しやすいです。
PayPayでは、以下の項目でユーザー目線でとてもお得です。
- Yahoo! JAPANカードとの連携などで基本還元3%
- 20%の大型キャンペーンの定期実施
2019年5月時点で、知名度がもっとも高い決済サービスであるため、スマホ決済の導入を考えた時、真っ先に検討すべきサービスになります。
私自身もPayPay決済を導入しましたが、実際に社員さんにお話を聞くとウェブ上のみで加盟店の審査をするため、自社のホームページがちゃんとしている方が申請が通りやすいとのことです。
『LINE Pay』の加盟店になる方法
サービス名 | LINE Pay |
---|---|
提供元 | LINE |
特徴① | 個人間送金可能 |
特徴② | 割り勘機能付き |
ポイント付与 | 還元率は0.5~2%キャンペーン実施時には最大20%還元 |
支払い方法 |
|
公式サイト | https://line.me/ja/pay |
LINE PayもPayPay(ペイペイ)と同様に公式サイトから加盟店登録の申請ができます。
- プリントQRを置く:小規模店舗向き
- 専用アプリ:小規模店舗向き
- 据え置き端末を置く:小規模店舗向き
- Star Pay端末を置く:中規模店舗
- POSレジにLINE Payを導入:大型フランチャイズ向き
- オンライン決済:ネットショップ向き
上記のようにお店の事業形態に合わせて様々な端末などが用意されております。
【まとめ】スマホ決済以外にも集客に実践すべき事柄
- 自社のホームページを作成
- Googleマイビジネスに登録
- Googleマップに表示されるようにする
- Facebook・Twitterの実施
- チラシの配布
というわけで、ガソリンスタンドにスマホ決済(PayPay・LINE Pay)を導入すべき理由と方法を紹介させていただきました。
ただし、肝心のスマホ決済対応になってもまだそのお得さや対応店舗になっているかは地域のユーザーは知りません。
1秒でも早く周知するために、重要なことはインターネットを駆使して、自社がマルチ決済対応していること、それがユーザーにとってどんなにお得になるかをPRすること。
チラシなどをまくことも大切な戦略です。
一番手っ取り早いのは匿名性の高い『Facebook』などでPRしていくことでその地域の人に周知しやすくなります。
そこで実際に足を運んでもらったお客様にお得さを実感してもらえれば、口コミでもどんどん広がります。
まだ大手のガソリンスタンドがスマホ決済対応していないからこそ、個人経営のお店はいち早く導入することで地域でもお客様が集まりやすいフィールドができるのです。