ここでは、中国のキャッシュレス経済事情について紹介していくぞ!
中国はキャッシュレス社会
- 現金払いはかなり嫌がられる
- 屋台でもキャッシュレス決済
- スマホで家計を管理
中国では、すでにキャッシュレス決済が進んでおり、出店などで果物ひとつ購入するにも現金を使う機会がなくなりました。
ではなぜ中国でここまでキャッシュレス社会が進んだのか紹介していきます。
【スマホ決済普及の理由①】中国政府主導で「銀聯カード」が広まった
まず中国が現金文化からキャッシュレス文化に移行した流れとして、
「銀聯(ぎんれん)カード」
の存在が大きいです。
銀聯カードは中国政府が主体となって普及されたデビットカードになり、世界の総発行数は50億枚になります。
そして中国国内では、シェア率を9割を誇る脅威のカードです。
中国で銀聯カードが普及した背景
名前 | 銀聯(ぎんれん)カード|Union Pay |
---|---|
総発行部数 | 70億枚以上 |
引き出し制限 | 1日:1万元(約17万円)1月:10万元(約170万円) |
そして中国が銀聯カードを普及させた背景として、それまで広い中国、銀行などの決済システムが省ごとでバラバラになっていたため、送金などでトラブルが絶えなかったのです。
その問題を解決すべく2002年に「中国人民銀行」が中心になって金融機関連合組織「銀聯」が設立されました。
そこから時間をかけ、中国では現金を使うよりカード決済、つまりキャッシュレス文化が根付いてきたのです。
今では、中国初の国際カードとなり、総発行数70億枚以上になりました。
【スマホ決済普及の理由②】インターネットマーケット・サービスの拡大
中国には「アリババ」「騰訊」という巨大なIT企業があります。
アリババは2004年に「タオバオ」という巨大なオンラインショップを立ち上げました。
騰訊は、中国版のLINEみたいな「WeChat」をサービスとして展開しました。
近年、スマホの普及に伴ってこれらのサービスは爆発的に成長しております。
各社は「アリペイ」「WeChatペイ」として、巨大なプラットフォームから「スマホ決済サービス」を展開しております。
現在では、中国国内のシェア率がこの2社でスマホ決済市場の9割をとっております。
中国国内のスマホ決済のシェア率
『ALIPAY』が日本で使えるお店は?
サービス名 | AliPay|支付宝 |
---|---|
URL | https://www.alibaba.co.jp/ |
日本でもPayPayの加盟店で使えるお店が増えております。
中国人観光客を対象に仕事をする場合はPayPayの加盟店になるのもおすすめです。
【スマホ決済普及の理由③】中国の自国通貨への不安感
中国人の多くは自国通貨に対して信用していない場合が多いです。
それは偽札が多く、ATMにも偽札が高確率で紛れ込んでいるため、銀行などの金融機関はもちろん小さなお店にも偽札判別機が置いております。
日本人がよくわからずに中国で現金で買い物をすると嫌がられるのは、単純に会計が面倒なことに加え、この偽札が紛れているリスクもあるためです。
さらに中国の治安も日本ほどよくありませんので、盗難リスクもあります。
ここまでくれば、現金を使わないキャッシュレス化が確率されるのは当たり前と言えるのかもしれません。
【スマホ決済普及の理由④】そもそもスマホ決済の方が便利
- 現金は管理が手間
- ATMで引きおろす手間が省ける
- スマホでお金の管理が簡単
- お店での決済も楽々
- 各サービス独自のポイントや還元がある
現在では、IT技術の進化によりQRコードを読み取るだけで簡単に買い物ができるようになりました。
『PayPay』なら「Alipay決済」できる
運営元 | PayPay株式会社 |
---|---|
基本還元率 | 0.5% |
支払い方法 | 銀行口座・クレジットカード |
支払い限度額 |
|
特徴 | 個人間送金や送金依頼可能 |
相性のいい銀行 | ジャパンネット銀行 |
公式サイト | https://www.paypay-corp.co.jp/ |
加盟店登録 | https://paypay.ne.jp/store/ |
スマホ決済で一番有名な「PayPay」であれば、「Alipay」に対して決済可能です。
中国人観光客相手に、スムーズにお会計システムを導入したいならば、「PayPay」はおすすめです。
私自身も実際に、PayPayを導入してみました。
以下、加盟店になる方法を紹介しております。
ネットから簡単に申請はできますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
【AirPay】日本で中国人観光客でもスマホ決済できるようにするなら
運営会社 | リクルート |
---|---|
サービス名 | AirPay |
公式URL | https://airregi.jp/payment/ |
必要なもの | ipad/iphone 専用リーダー |
振込手数料 | 0円 |
月額固定費 | 0円 |
決済手数料 | 3.24%~3.74%(業界最安値) |
導入費や固定費がかからず、iPadと専用リーダーだけで支払い対応できるので、とても便利だぞ!
【まとめ】日本でキャッシュレス決済はどうなるか?
中国のキャッシュレス社会の普及は
- 文化的背景
- 国主導で銀聯カードを普及させた
- 中国のIT企業の存在
などにより急速にキャッシュレス社会になりました。
流れを見ていると当然な流れですよね。
逆に日本でスマホ決済が広まりにい背景として、治安もよくATMの数も豊富で利便し、安全性が高いため現金主義の文化が根付いてしまったためです。
実際に使っていただければわかりますが、スマホ決済でお買い物をした方が全然楽に買い物をすることができます。
日本では、2019年消費税増税、2020年東京オリンピックを背景に急速にキャッシュレス決済の文化が広がると思われます。
知らないままでは確実に損をすることになりますので、気が付いた時から少しずつ勉強をはじめておくことをオススメします。