PayPayなどで話題になったスマホによるキャッシュレス決済ですが、非常に数多くの種類があって結局どこを使っていいのかわからない方も多いと思います。
スマホ決済(QRコード決済)とは??
その名の通り、スマートフォン一つで決済、お金を支払うことができるサービスになります。
財布やクレジットカードなしで買い物ができますので、より利便性と安全性が向上したといえるでしょう。
スマホ決済でこんなことができる!
- いろんなお店でお買い物
- ネットショップでお買い物
- スマホ決済は2019年たくさんある
- 各社のキャンペーンが凄い
- 神社でお賽銭もできる
- 海外のアプリを使えば外国でも支払い可能
スマホ決済に対応する店舗やサービスは年々増え続けております。
2018年の日本人のキャッシュレス人口は20%程度ですが、東京オリンピックに向けて外国人インバウンド対策や店舗のハンドリングコスト(人件費削減)のためにも急速に加速していくと予想されます。
スマホ決済の仕組みってどうなってるの??
QRコード決済のお金の流れ
- 先払い:QRコード決済に現金をチャージして支払う
- 即時払い:紐づけした銀行口座から引き落とす
- 後払い:クレジットカードを登録して後日支払う
お金の支払い方法は、主に3通りあるぞ!
大体はレジでアプリ画面のQRコードを掲示すれば、読み取ってもらう「アプリ掲示」でお金を払うことができます。
お店によっては、店先にQRコードの看板があるので、それをこちらから読み込んでお金を支払う場合もあります。
いずれにしても、スマホひとつでお買い物できるので、とても便利です。
2019年現在のスマホ決済対応アプリ一覧
- PayPay
- 楽天Pay
- LINE Pay
- ORIGAMI Pay
- GooglePay
- ApplePay
- d払い
- メルペイ
- paymo
- Kyash
- はまpay
- YOKA!Pay
- みずほWallet
- pring
- Amazon Pay
など非常に多くの種類があります。
各サービスによって使える店舗や受けられるポイントなども異なります。
では次に主要なスマホ決済サービスをいくつか紹介していきます。
PayPay|ペイペイ
スマホ決済が最も多く知られるようになったのは、PayPay(ペイペイ)が100億円ポイントバックという超大型のキャンペーンを仕掛けたことがきっかけになりますね。
楽天Pay
日本最大手のネットショップでもおなじみの「楽天」が提供するスマホ決済アプリです。
「楽天カード」とも相性がよく、ポイントの2重どりをすることができるので、とてもお得です。
楽天ならではのネットワークで使えるお店も多く、楽天ポイント自体もほぼ現金のように使うことができますので、とても便利です。
LINE Pay
Lineが提供するスマホ決済アプリになります。
Lineを使っている人も多いと思いますが、個人間送金で割り勘ができます。
PayPayの仕掛ける大型キャンペーンをかなり意識しており、こちらも還元率の高い20%ポイントバックなど大型のキャンペーンを不定期で仕掛けてきます。
ORIGAMI Pay
ORIGAMIが提供するスマホ決済サービスになります。
使いやすいインターフェイスで近場で利用できる店舗がわかりやすいです。
派手なキャンペーンこそないものの、コンビニやファーストフードで利用できるお得なクーポンをマメに発行してくれます。
d払い
docomoが提供するスマホ決済アプリになります。
ドコモユーザーであれば、スマホ料金などと合算することができたり、貯めたポイントでスマホ料金を下げることもできます。
またドコモユーザー以外にも有効に活用することができます。
メルペイ
サービス名 | メルペイ |
---|---|
提供元 | 株式会社メルペイ |
特徴 | メルカリの売買で入手したポイントを使って、実店舗で買い物できる |
サービス開始時期 | 未定 |
公式サイト | https://jp.merpay.com/ |
メルカリが提供するスマホ決済システムになります。
メルカリ内では現在、毎月300億円もの売上金が流通しております。
ここで売り上げた金額をリアルな実店舗などで支払うことができ、非常に便利です。
すでに巨大な経済圏があるメルカリですので、今後どこまで勢力が拡大するのか非常に楽しみですね。
Amazonペイ
もはやAmazonで買い物をしたことがない人を見つけることの方が困難なほど巨大なネットショップを持っております。
アマゾンのアカウントを実店舗でも使える「QRコード決済」サービスです。
Appleペイ
iPhoneを使っている方は非常に多いですよね。
「SUICA」など交通系キャッシュレスサービスとの組み合わせで、電車などでの支払いがとても便利になりました。
ゆうちょペイ
ゆうちょ銀行が提供するスマホ決済サービスになります。
銀行ペイ
スマホ会社などをはじめ、IT起業が本格的にスマホ決済サービスの提供をしていることに対抗して、全国の銀行が連携して「QRコード決済」の導入に身を乗り出しております。
現状のキャッシュレスサービスにどこまで食い込んでくるのか楽しみですね。
多すぎる「〇〇Pay」
それにしても「◯◯PAY」って多すぎるな。
いったい何種類あるんだ??
正直、多すぎですよね。
多すぎる〇〇Payについては、各社別記事で全部まとめてみましたので、よろしければご覧ください。
スマホ決済にしてお得なことがあるの?
- スマホ決済独自のポイントが付く
- クレジットカードのポイントも付く
- クレジットカードが使えないお店でも使える場面が増えている
- 小銭など財布を出さなくても済む
- 現金を引き下ろす機会が減る
- レジでの会計がスムーズになる
一番のポイントは手数料なしでクレジットカードのポイントとアプリのポイント、利用するお店の独自ポイントの最大3重どりができることです。
これは非常にお得です。
またコンビニなどで買い物をするとき、スマホひとつで支払いができるためいちいち細かい現金などの手間暇がなくなります。
現金を使う機会が減れば、必然的にATMでお金を引き下ろす手間もなくなりますので、とても快適になりますね。
今後、2020年に向けて外国人観光客が増加していきますので、レジ会計もスムーズになると利用者もお店側にとってもメリットだらけです。
2019年10月の消費税増税に向けて
2019年10月から消費税が10%に増税されます。
そこで政府はキャッシュレス決済で支払うことで5%分を還元予定として動いております。
スマホ決済 Q&A
おさいふケータイがなくても大丈夫
電子マネーを登録して使うケースと異なり、QRコード決済の場合は、スマホにアプリをインストールするだけで使うことができます。
ざっくりした手順は以下のとおりです。
- アプリをダウンロード
- アカウントを作成する
- 支払い方法を登録
必要なのは、クレカか銀行口座を登録
スマホ決済の場合、
- クレジットカード:後払い
- 銀行口座:即時引き落とし+先にチャージ
- デビットカード:即時引き落とし
をアプリに紐づけすることになります。
スマホ決済の会社ごとによって決済方法は変わりますので、各社ごとにチェックしてみましょう。
もしスマホを失くしたら?
スマホ以外の端末パソコンなどから、会員IDやパスワードを変更して利用を停止するなどして対処するのもいいと思います。
格安SIMとかでも大丈夫??
格安SIMとかでも全く問題ありません。
アプリさえダウンロードすれば使うことができます。
スマホのバッテリーが切れたら使えない
注意点ですが、スマホ決済はスマホが起動することが前提です。
財布を持たずに、サービスを受けようと思って途中でスマホの電池が切れてしまっていたら当然お会計ができなくなってしまいます。
その日の行動によっては、財布を持たなくても大丈夫そうな場合でも、肝心のスマホのバッテリー残量まで気が回らないというミスをしてしまったら元も子もありません。
なぜ日本のキャッシュレス決済は遅れているのか?
- 根強い現金主義
- 各店舗でキャッシュレスが未導入
- 現金を扱うインフラが充実してしまっている
日本では、治安がよく偽札も少ないです。
さらに強い現金文化が根付いており、全国どこでも24時間365日使えるATMが整っております。
つまり日本人が日本で現金で買い物をする上では、全く問題ない環境がそろっているのです。
それも日本のキャッシュレス推進を遅らせているのです。
なぜ今、日本はキャッシュレス決済を推し進めるのか??
- 2020年東京オリンピックで海外からの消費活動の活性化
- ハンドリングコスト削減
- 消費者のお金の流れを抑えたい
安倍首相のTwitterでもほぼ毎日のようにキャッシュレス決済を推しておりますが、これにはいくつか理由があります。
2020年、東京オリンピックに向けて海外から数多くの観光客が押し寄せ、そこでスムーズにお金を支払っておく流れを作っておく必要があります。
中国をはじめ、海外ではキャッシュレス決済はすでに当たり前になっており、日本はかなり後れをとっております。
日本では、キャッシュレス普及率は20%程度で海外の中国では50%以上の普及率になっております。
外国人観光客相手でもレジ会計もスムーズに!
またスマホ決済ができるようにすることで、支払い時のハンドリングコストが大幅に下がります。
店の前に「QRコード」を置いておいたり、バーコードで読み込むだけで決済が完了しますので、レジで時間がかかりすぎることもなくなります。
外国人観光客の対応では消費者、お店側にとっても時間がかかりすぎることはデメリットでしかありません。
2019年中に、スマホ決済が使える店舗を増やし、みんなが当たり前のように使う世の中にしておくことで東京オリンピックに備えているのです。
さらに皆がスマホ決済をするようになることでお金の流れを政府側が把握しやすくなります。
現金というのは不透明性が高い支払いになります。
PayPayはなぜここまでド派手なプロモーションを仕掛けるのか?
\特報📣✨/
本日、2/12 午前9時からスタートする、
『第2弾100億円キャンペーン』(内容は前回のキャンペーンと異なります)
を発表しました(*´▽`*)‼️今回発表したキャンペーンの詳細はこちら→https://t.co/4VRAAAs1Ko#PayPay #ペイペイ pic.twitter.com/UCGdxlUoVy
— PayPay株式会社 (@PayPayOfficial) 2019年2月4日
ずばり2020年までに政府が推し進めるキャッシュレス決済の導入に波に乗ろうとしているためです。
先行していた楽天PayやLINE Payなどにたいしてもシェア率をどう巻き返すか?
そのためにド派手なプロモーションを打ち立てた形になります。
しかし、100億円キャンペーンではっきりしたのは、
現金バラマキが一番プロモーションとして効果が高いことですね。
その後、zozoの前澤社長が100万円を100人、総額1億円分プレゼントしてましたが、尋常ではないほどのプロモーションの効果がありました。
ZOZOTOWN新春セールが史上最速で取扱高100億円を先ほど突破!!日頃の感謝を込め、僕個人から100名様に100万円【総額1億円のお年玉】を現金でプレゼントします。応募方法は、僕をフォローいただいた上、このツイートをRTするだけ。受付は1/7まで。当選者には僕から直接DMします! #月に行くならお年玉 pic.twitter.com/cKQfPPbOI3
— Yusaku Maezawa (MZ) 前澤友作 (@yousuck2020) 2019年1月5日
SNS、ネット社会が全盛の今、消費者にダイレクトでお得なキャンペーンを打ち立てることがいかに有効かがわかりますね。
キャッシュレス社会が進みすぎるデメリット
災害時に使えない
大規模な地震が起きた時など、災害時にキャッシュレス決済では対応できないとうデメリットがあります。
キャッシュレス決済が推進された世の中では、必然的にランニングコストのかかるATMの数も減少傾向になります。
そのため、ATMを探すのも一苦労になる可能性があります。
個人としては、必ず一定額以上の現金も常に用意しておく必要があります。