メリット
- スマホ決済独自のポイント還元がある
- クレカと合わせてポイントの2重・3重取りできる
- 消費税増税でもスマホ決済ならお得
- カードお断りの店でもクレカのポイントが付く
- 競争激化でキャンペーンも激しい
- 現金決済より手間がかからない
- 様々な支払い方法がある
- 個人間送金もできる
- 現金化までの時間も短縮になる
- お金の流れがクリアになる
- スマホでデータを管理できる
デメリット
- 浪費しそうで不安
- セキュリティ対策が不安
- 現金の方がなんか安心できる
- スマホのバッテリー切れや故障で使えない
- 災害時や冠婚葬祭に使えない
- 地方ではまだ未対応の地域が多い
ここでは、キャッシュレス決済による7つのメリットを紹介していきます。
キャッシュレスに関わる
- 消費者・利用者側の目線
- お店・サービス提供側
両方の面からメリットを確認していきます。
キャッシュレス決済って何種類あるの?
そもそも「キャッシュレス決済」とは?
- クレジットカード
- 電子マネー
- NFC
- スマホ決済
に大別されます。
一番なじみ深いのはクレジットカードによる決済だと思いますが、近年「〇〇pay」などを代表されるようにスマホひとつでお金を支払うことができるキャッシュレス革命が起きております。
スマホひとつでお買い物ができるため、よりスマートにお金を支払うことができます。
クレジットカードの主要5社
- JCB
- VISA
- MASTER
- AMERICAN EXPRESS
- Diners Club
現在、ある「クレジットカード」「ゴールドカード」の特徴に関しては別記事で早見表を作成しましたので、参考にしていただければと思います。
スマホ決済(QR決済)の主要会社
- PayPay
- LINE Pay
- d払い
- 楽天Pay
- ORIGAMI Pay
- ゆうちょPay
- Pixiv Pay
- au Pay
- Alipay
- WeChat Pay
- amazon pay
- &Pay
など
スマホ決済は「〇〇Pay」なるものが2018年を皮切りに激増しました。
たくさんの種類があるから別記事で全部まとめてみたぞ!
電子マネー
- iD
- QuicPay
- 楽天Edy
- au Wallet
交通系
- Suica
- manaca
- toica
- ICOCA
- Pasmo
- はやかけん
プリペイドカード
- Kyash
- V-preca
プリペイドカードも何気にお得なカードが多いです。
「Kyash」は2%ポイント還元されますので、非常にお得です。
共通ポイントカード
- dポイントカード
- Tポイントカード
- 楽天ポイント
- nanaco
- WAON
- Ponta
共通ポイントも見逃せないサービスになります。
ポイントをさらに還元するために確実に主要なものは抑えておく必要があります。
【国策】2020年東京オリンピックに向けてキャッシュレス決済を主流にしたい
日本政府は、2020年東京オリンピックに向けて、年々増え続ける外国人観光客に向けてキャッシュレス決済を促進させようと動きを進めています。
安倍首相のTwitterなどをチェックしていただければ、よくわかりますが現在キャッシュレス決済をかなり推しております。
つまりキャッシュレス促進は『国策』なのです。
【2019年10月】消費税10%増税キャッシュレスなら5%還元
今、海外では、キャッシュレス決済が急速に普及しています。外国人観光客4000万人時代に向けて、大胆な5%ポイント還元で、日本でもキャッシュレスを一気に拡大したいと思います。 pic.twitter.com/OYEK28V9AM
— 安倍晋三 (@AbeShinzo) 2019年2月2日
2019年9月から消費税が10%に増税されますが、キャッシュレス決済ならば5%還元するというとんでもないことを明言しております。
またキャッシュレス決済には独自のポイントが付きますので、増税分は余裕でポイントを取り返すことができます。
PayPayと消費者還元事業で消費税が消える裏技
- PayPay:3%還元
- Yahoo! JAPANカード:1%還元
- 消費者還元事業:5%還元
合計:9%の還元になる。
しかも『税込み』の会計に対しての9%還元です。
PayPayの基本還元率3%に加え、登録するクレジットカードをYahoo! JAPANカードにすること。
さらに2019年10月に開始される『消費者還元事業』による『5%還元』を組み合わせることで合計9%の還元になります。
消費税増税分は元より消費税そのものがほぼ無くなったといえる還元率になります。
消費者還元事業とは?
上記動画はキャッシュレス推進フェアであった講演を収録したものです。
一度でも話を聞いておくと、その概要を掴めます。
実施期間:2019年10月~2020年6月(9カ月)
支援内容
一般の中小。小規模事業者について
- 消費者還元5%
- 加盟店手数料率:約2%以下
- 中小企業の負担ゼロで端末を導入
フランチャイズ等の場合は消費者還元2%
キャッシュレス先進国「中国」
中国などから見ると、日本の現金主義やスマホ決済の遅れは呆れるレベルになっております。
東京オリンピックで外国人観光客は間違いなく増えますが、言葉の壁や通信環境など不憫さがあります。
その中でも「支払い」に関する不憫さは間違いなく機会損失につながります。
日本人そのものはキャッシュレス決済に慣れていないどうこう言うのでなく、外国からの観光客を受け入れる体制を作るには間違いなくキャッシュレス決済の導入は必要になってきます。
では次にキャッシュレス決済のメリット・デメリットを紹介していきます。
【メリット①】ポイントの二重取り・三重取りができる
各社から登場しているキャッシュレス決済の手段ですが、
楽天PayやPayPayなどを活用することで、
- クレジットカードのポイント
- アプリのポイント
- お店独自のポイント
クレジットカードの段階でもかなりお得でしたが、さらにスマホ決済の仕組みを取り入れることでお得にポイントを付けることができるようになります。
カードお断りの店でもスマホ決済でクレカのポイントもゲット
クレジットカードの決済には対応していなくても、スマホ決済に対応したお店は増加しております。
クレジットカードは決済手数料やランニングコストがかかりますが、スマホ決済の多くのほぼノーリスクで始めることができます。
スマホ決済さえ使えれば、紐づけされたクレジットカードのポイントも付きますので、非常にお得です。
私自身も実際にPayPayの加盟店になってみました。
【メリット②】圧倒的にスマホ決済がお得
【例】1万円の買い物をした場合、PayPayならどうなる?
消費税8% 増税前 | 消費税10% 増税後 | |
買い物金額 | 10,000円 | 10,000円 |
消費税 | 800円 | 1000円 |
税込み | 10,800円 | 11,000円 |
ポイント還元率 | 4% | 9% |
ポイント還元額 | 432円 | 990円 |
実質金額 | 10,368円 | 10,010円 |
2019年10月の消費税増税と消費者還元事業の話です。
実際に1万円の買い物を消費税増税前と増税後では、支払い金額に差が出ます。
なんと消費税増税後の方がお得に買い物ができるのです。
というか10010円と元の金額10000円だと実質的に消費税が0%に近くなります。
現金で買い物をすることは大損である
- 現金払い:11000円
- PayPay払い:10010円
ちなみに現金で買い物をするということは
PayPayの還元4%の恩恵も、消費者還元事業の恩恵も受けれらません。
つまりストレートに11000円の買い物をすることになります。
PayPayをフル活用することで約1割も日常の買い物がお得になるのです。
【メリット③】現金決済と比べて大幅に手間が減る
現金決済の場合
現金決済の場合、銀行から預金を引き出して、小銭や紙幣を整理したり非常に手間です。
お店側としても、毎日売り上げの集計作業、お金の整理、売上金を銀行に預けるといった作業は必ずルーティンに入れなければなりません。
しかし、キャッシュレス決済が導入されることで、日ごろの売り上げ管理などはスマホひとつで簡単に管理分析できるようになります。
空いた時間でよりよいサービスの提供などに時間を割くことができます。
取り扱う現金の量も減りますので、盗難によるリスクも大幅に減ります。
キャッシュレスの場合、会計でのお金のやり取りなど時間がかかります。
これから外国人観光客が増えると、さらにそのやりとりは時間がかかります。
お店の前にQR決済コードを掲示しておくだけで支払うことができれば大幅に時間が短縮され、ミスも減ります。
【メリット④】現金化までの時間も短縮になる
お店側としてクレジットカードの決済が嫌なポイント
- 手数料がかかる
- 現金化まで時間がかかる
上記の理由で、個人経営の飲食店やお店などにクレジットカード決済は浸透しませんでした。
ただでさえ資金繰りが大変なのに、いろいろとリスクが高すぎるためです。
その点、QR決済の場合であれば、決済サービス会社が確認することで最短翌日には入金することもできます。
クレジットカードの場合、カード会社が設定した期日があり、それは翌月、または翌々月であったりするケースが一般的です。
お店側としても経営する上で常に資金繰りは重要な課題です。
サービスからすぐに現金化できれば、大幅にその悩みは解決されるはずです。
【メリット⑤】各社のキャンペーン合戦が激熱
- PayPay:100憶円あげちゃうキャンペーン
- LINE Pay:全員にあげちゃう300億円祭り
- メルペイ:まるっと半額ポイント還元
- dポイント:dポイントスーパーチャンス
2018年~2019年にかけて主要なスマホ決済の会社の取り組みを見ておりますが、すさまじいサービス合戦です。
20%以上のポイント還元など各企業は後々、顧客を囲い込むために今すさまじいほどの予算を投じて、キャッシュレスの促進を進めております。
これ本当にバチバチでLINE PayはPayPayが大型キャンペーンを実施すれば、必ず対抗してきますし、各社のプラットフォームが元々巨大ですので、規模感が違います。
【メリット⑥】個人間送金もできる
- PayPay
- LINE Pay
- プリン
スマホ決済の中には、アプリ間でお金を送ることができるものもあります。
銀行間の送金と違って送金手数料もかからず、割り勘機能などもあり、とても使い勝手がいいです。
【メリット⑦】お金の流れが透明になる
現金は目に見えるので、一番確実性が高く感じますが、実際これほど不確かなものもありません。
- 引き下ろしたお金をどこで使うのか?
- さらに利用した先のお店のお金はどこへ行くのか?
この不透明性を利用して脱税などをしているケースがあります。
キャッシュレス決済になることで、お金の流れが明確になるので、不正などが行われにくくなります。
実際、政治家などのお金の流れもすべてキャッシュレス化してデータ化してもらうととても面白そうですね。
【メリット⑧】スマホでデータを管理できる
家計簿アプリなどと連動させることで、日ごろのお金の管理が明確になります。
確定申告や日ごろの家計簿など会計作業を効率化することができます。
スマホ決済と相性のいいアプリ
私自身はマネーフォワードというアプリを使って、自分のお金の流れを可視化しております。
キャッシュレス社会になるにつれ、自分で自分のお金をしっかり管理できる能力は必須です。
目に見えないからと浪費してしまうことは、非常にもったいないです。
キャッシュレス化によるデメリットを紹介
- スマホ決済の種類多すぎる
- 浪費しそうで不安
- セキュリティ対策が不安
- 現金の方がなんか安心できる
- スマホのバッテリー切れや故障で使えない
- 災害時に困る
- 冠婚葬祭に使えない
- 地方ではまだ未対応の地域が多い
- 人同士のコミュニケーションが減る
- なくなる職業がある
スマホ決済の種類多すぎる
- PayPay
- 楽天Pay
- LINE Pay
- ORIGAMI Pay
- d払い
- auPAY
- GooglePay
- ApplePay
- Amazon Pay
- QUICPay
- セブンPay
- ファミペイ
- ローソンペイ
- &Pay
- TakeMe Pay
- QUOカードPay
- はまpay
- YOKA!Pay
- みずほWallet
- Pay ID
- pring(プリン)
- pixiv Pay
- Paypal(ペイパル)
2019年現在『〇〇ペイ』なるものがすさまじくあります。
利用するユーザーとしてはどれを使っていいかわからなくなりますよね。
自分のライフスタイルに合うキャッシュレスをうまく取り入れたいところですが、これだけ種類があると正直困ってしまいます。
浪費しそうで不安
クレジットカードが社会に浸透し始めた時、浪費してしまう人も同時に急増しました。
浪費癖がある人は、その時点でキャッシュレス決済に向かないと思います。(そもそもお金を使うことに向いていない。)
しかし、現在では「アプリ」などでお金の使い方を一目で管理することができますので、今いくら使ってしまったかなどは瞬時に把握することができます。
クレジットカードの普及した時期にはアプリなどで資産の見える化がしにくい問題もあったのはいけなかったと思います。
スマホのバッテリー切れや故障で使えない
文字通り、スマホが財布代わりになりますので、故障させてしまったりバッテリーが切れてしまうと使えなくなります。
バッテリーの充電管理にはいつも以上に注意が必要になります。
セキュリティ対策が不安
2019年7月1日にリリースされた『セブンペイ』ですが、セキュリティ対策が非常に甘く、クレジットカードの不正利用が行われてしまいました。
2段階認証や3Dセキュアなどアプリ面に不安があるとこのような事態になってしまいます。
キャッシュレス業界の不振にもつながってしまいますので、アプリ提供側は万全の体制でリリースしてほしいものです。
災害時に困る
災害時などにスマホ決済はかなり弱いです。
またもしスマホ決済が主流になりすぎると、同時に「ATM」も必然的に数が減ります。
現金を引き下ろせる場所も少なくなるため、災害時には困るケースが増えそうです。
日本は世界でも有数の地震大国ですので、現金とキャッシュレスのバランスは重要なポイントになります。
地方ではまだ未対応の地域が多い
まだまだ地方では、現金決済しかできないケースが多いです。
先日、長野県などに出張に行ったときは、久しぶりに現金を1万円以上使ってしまいました。
世界に学ぶキャッシュレス決済
日本では、先進国の中でも非常にキャッシュレス導入が遅れております。
海外、特に中国では肉まんや果物ひとつ購入するにも現金ではなくキャッシュレスになっていおります。
どうしてそこまでキャッシュレス決済が広がったのか?学んでみると面白いぞ!
【まとめ】日本のキャッシュレスはどうなる?
メリット
- スマホ決済独自のポイント還元がある
- クレカと合わせてポイントの2重・3重取りできる
- 消費税増税でもスマホ決済ならお得
- カードお断りの店でもクレカのポイントが付く
- 競争激化でキャンペーンも激しい
- 現金決済より手間がかからない
- 様々な支払い方法がある
- 個人間送金もできる
- 現金化までの時間も短縮になる
- お金の流れがクリアになる
- スマホでデータを管理できる
デメリット
- 浪費しそうで不安
- 現金の方がなんか安心できる
- スマホのバッテリー切れや故障で使えない
- 災害時や冠婚葬祭に使えない
- 地方ではまだ未対応の地域が多い
というわけで、スマホ決済のメリットとデメリットをざっくり紹介させていただきました。
デメリットそのものは、自己管理をしっかりすることでなんとかなることが多い印象ですね。
世界のキャッシュレス化が進む中、日本もどう海外と同水準までキャッシュレス化が進むのか楽しみですね。
日本はかなり数多くの『〇〇Pay』が乱立しているので、カオスになりそうですね(笑)